足立心のクリニック梅島

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心療内科・精神科の薬を飲みたくない・やめたい

心療内科の治療薬は服用しないといけませんか?

心療内科や精神科は、薬物療法が中心になるのではないか、一度薬物治療を行うと薬をやめられないのではないかと心配になり治療をためらわれることがあるかもしれません。しかし、心の病気を治すためには、薬物療法以外の治療法もあります。薬物療法も治療法のひとつとして、必要に応じて心理療法などと組み合わせながら上手く活用していきましょう。

一般的な精神科・心療内科の治療薬を使わない治療法

認知行動療法

認知行動療法とは、比較的新しい心理療法で、物事の考え方「認知」に目を向けた心理療法です。同じ現実があっても物事の受け取り方や感じ方は人それぞれ異なります。しかし、感じ方・考え方にはご自身がかえって苦しくなってしまうようなものあります。これに歪みが生じると、パッと思い浮かぶ自動思考を歪んだものから生きやすくする練習しましょう、簡単に説明するとこのような心理療法になります。

漢方薬

イライラする、不安になる、落ち着かない…、このような症状に関しては漢方の力を借りた治療も検討ができる場合もあります。当院でも漢方のおくすりを取り扱っており、漢方ならではの効果を期待できるお薬もあります。漢方の効果は個人差などがありますが、患者さんによっては体質の改善なども期待されます。

精神科デイケア

薬を飲む、心理療法を受けるだけが精神科・心療内科の治療ではありません。当院に限らず、デイケアと呼ばれる参加型のプログラムを通して、少しずつ生活リズムや心身の調子を整える治療方法があります。また、これによって【持久力】や【集中力】なども徐々に改善される方もいらっしゃいます。当院でも様々なプログラムを考え、ご用意しております。お気軽にご相談ください。

 

薬を使用することのメリットとデメリットは何ですか?

メリット

薬物治療を行うことによって、早く効果が得られます。また、薬は量を調節することができるので、その都度、症状に合わせて最善の対処ができます。

デメリット

薬物治療を行うことによって、下記の副作用のリスクがあります。

  • 眠気や倦怠感がある
  • めまい、ふらつきがある
  • 吐き気がある
  • 口の渇きがある
  • 便秘や下痢がある
  • 指先や手が震える

薬物療法で使用する薬の中には、急激な中止によりかえって具合が悪くなってしまうものや、不適切な使用によりお薬が効きにくくなったりするなどの依存性が形成されやすいものもあります。決められた量を正しく服用し、適正な減量方法を行うことで、こうした不具合は軽減、もしくはほとんど問題とならない水準に軽減することもできるとされます。医師の指示に従い、薬は正しく服用しましょう。

いつまで服用しないといけないですか?

薬物治療は、継続的に薬を服用することが大切です。症状がなくなったからといって、そこで薬の服用をやめると、改善がみられていた状態が悪化する可能性があります。自己判断で薬の服用を中断せずに、必ず医師の指示に従いましょう。
内科や外科と異なり、精神科や心療内科を受診される患者さんの多くの疾患は目に見える症状がなく、また受診時に自分で冷静に判断できる状態でないこともあります。しかし、精神疾患も立派な病気です。内科や外科と同じように専門的な医師による治療が必要になります。高熱が続いたら薬を飲む、あるいは氷枕を置くなどするように、イライラが続く、眠れない日が続いても適切な薬や対処をしていきましょう。目に見えない、イメージしにくいものではありますが、しっかり専門的な知識を持った医師が患者さんに合わせた薬を処方していきますので、安心して受診してください。

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